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IP68か5 ATMか:防水の表示が意味すること。

スマホには「IP68」、時計には「5 ATM」、リングには「100m防水」と書いてあります。どれも同じように比べられそうですが、そうではありません。これらの表示は別々の規格に基づいていて、試験のやり方も違うのです。

要点:IP等級は IEC 60529 という規格に基づいています。1桁目は粉じん、2桁目は水に対する保護を表します。IP67は、水深1mまでで30分間の水没を意味します。IP68では水深と時間をメーカーが決めるので、同じIP68のスマホどうしでも条件が違うことがあります。メートルやATMで表す等級は、時計の規格である ISO 22810 に基づいています。Apple は自社の時計のほとんどをこの規格で50mとしており、それは水泳はできても、ダイビングはできないという意味だと説明しています。どの等級も永久ではありません。また、水没についての等級だけでは、水の噴流、石けん、サウナについては何もわかりません。

IP:2つの数字、2種類の保護

IP68の条件を示すのはメーカーで、その内容はさまざまです。Apple は、IP68の iPhone について、モデルによって水深2mから6mまで、いずれも最大30分間という条件を挙げています。

ATMとメートル:時計の規格

時計や多くのウェアラブルは、代わりに圧力の等級を示します。50m(よく5 ATM、つまり5気圧と書かれます)や、100m(10 ATM)といった具合です。時計の場合、これは ISO 22810 に基づいています。この深さは試験の条件を表すもので、潜れる深さの上限ではありません。Apple は自社の時計のほとんどを ISO 22810 に基づいて50mとしており、プールや海で泳ぐような浅い水での使用には向いていても、ダイビング、水上スキー、そのほか高速で水が当たるような場面には向いていないとしています。

どの等級も約束しないこと

ウェアラブルを着けて泳ぐ前に

  1. 数字だけでなく、規格を確かめる。IPコードなら IEC 60529、メートルやATMなら ISO 22810 です。
  2. メーカーの一覧を読む。シャワー、水泳、海、温水浴槽、サウナは、それぞれ別の問題です。
  3. 修理の扱いを尋ねる。水による損傷が無償修理の対象になるか、なるならどのくらいの期間か。

私たちのリングの等級

Lychnos Ring は開発中です。その防水等級は、目標値からではなく、試験の結果から決めます。等級と、それで何ができるのかは、最終的な仕様とあわせてお知らせします。マイクは防水膜の奥に置く設計です。リングの選び方について詳しくは、スマートリングの選び方(英語)をご覧ください。

出典(2026年11月4日閲覧):Apple「water resistance of Apple Watch」「splash, water and dust resistance of iPhone」。IEC 60529 によるIPコードの定義(Wikipedia の IP code の記事による要約)。一般的な情報です。

よくある質問

IP68は5 ATMより優れていますか?

測っているものが違います。IP68は IEC 60529 に基づく、粉じんと水没についての等級で、水深と時間はメーカーが決めます。5 ATM(5気圧)、つまり50mは、時計の規格である ISO 22810 に基づく圧力の等級です。シャワー、水泳、海など、それぞれのメーカーが何を認めているかを読んでください。

耐水性のある時計やリングを着けたまま、シャワーを浴びてもいいですか?

メーカーの案内を確認してください。たとえば Apple は、シャワーのときのような石けん水を、自社の時計の耐水性能に影響しうるものの1つに挙げています。